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イントロ

再結晶

溶かして、冷やして、結晶を得る

再結晶は、温度によって溶けやすさが変わる性質を利用し、溶けていた物質を結晶として取り出す精製操作です。なぜ冷やすのかを、溶解度の変化から考えます。

定義

再結晶

教科書では
温度による溶解度の違いを利用して、溶液から結晶を取り出し、物質を精製する操作です。
言いかえると
温かい溶媒には多く溶ける物質でも、冷えると溶けきれなくなることがあります。その溶けきれない分が結晶として出てきます。再結晶は、この性質を使って目的物質を結晶として得る方法です。不純物をできるだけ溶液側に残す見方も、精製では大切です。
要点

温度で溶け方が変わる

再結晶を選ぶときは、目的物質が温度によってどれくらい溶けやすさを変えるかを見ます。温度を下げたときに結晶として出やすいことがポイントです。手順より先に、温度変化で溶ける量が変わるという性質を押さえます。

  1. 1

    温かい溶媒に物質を溶かす

  2. 2

    冷やすと溶けきれない分が出る

  3. 3

    出てきた固体を結晶として得る

  4. 4

    精製では不純物の残り方も考える

図解温かい溶液に溶けていた物質が、冷却後に結晶として出てくる様子を示した図
温かいときに溶けていた物質が、冷えると溶けきれなくなり、結晶として出てきます。再結晶はこの変化を利用します。温度変化と結晶の出方を対応させます。
手順

再結晶の見方

  1. 1

    温かい溶媒に目的物質を溶かす

  2. 2

    ゆっくり冷やす

  3. 3

    溶けきれない分が結晶になる

  4. 4

    結晶を取り出して精製につなげる

場面
温かい水に物質を多く溶かし、冷やしたら結晶が出た。
順に考えると
温かい水にはその物質が多く溶けていました。しかし冷えると、同じ量の水に溶けていられる量が小さくなります。溶けきれなくなった分が、固体の結晶として現れます。再結晶では、この結晶を取り出すことで、目的物質をよりきれいに得ることを目指します。冷やす操作の意味を、溶ける量の変化として説明します。
ここが結論
再結晶では、温度による溶解度の違いを使って結晶を得ます。手順暗記ではなく、なぜ冷やすのかを説明できることが大切です。
比較
言葉意味この単元での見方
分離成分を分ける混合物を分ける入口
精製より純度を高める目的物質をきれいに得る

言葉分離

意味
成分を分ける
この単元での見方
混合物を分ける入口

言葉精製

意味
より純度を高める
この単元での見方
目的物質をきれいに得る

再結晶は、目的物質を結晶として得ることで精製につながる操作です。

注意

冷やせば何でも同じではない

確認

確認テスト 1

Q1

再結晶が利用している主な性質はどれですか。

確認

確認テスト 2

Q1

熱い水に溶かした物質を冷やすと結晶が出やすい理由はどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    再結晶は温度による溶解度の違いを利用する

  2. 2

    冷えると溶けきれない分が結晶として出る

  3. 3

    目的物質を結晶として得ることで精製につながる

  4. 4

    冷やせば何でも同じように結晶になるわけではない

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