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イントロ

熱運動と内部エネルギー

同じ温度でも、同じエネルギーとは限らない

温度は粒子の動きの激しさを表す手がかりです。内部エネルギーは、物体をつくる粒子全体に関わるエネルギーなので、物質の量も効いてきます。

定義

内部エネルギー

教科書では
物体をつくる粒子の熱運動などに関わるエネルギーの総和です。
言いかえると
温度が高いほど粒子の熱運動は激しいと考えます。ただし、内部エネルギーは粒子全体に関わる量なので、同じ温度でも粒子の数が多い物体ほど大きくなりやすいです。温度は平均的な様子、内部エネルギーは全体の量として読み分けます。
要点

温度だけで決めない

熱運動の激しさを見るなら温度、物体全体にどれだけエネルギーが関わるかを見るなら内部エネルギーです。問題文の『同じ温度』だけで判断しないのがコツです。

  1. 1

    熱運動は粒子の不規則な運動

  2. 2

    温度は熱運動の激しさを表す手がかり

  3. 3

    内部エネルギーは粒子の数や状態にも関係する

比較
見るもの温度内部エネルギー
注目点粒子の動きの激しさ粒子全体のエネルギー
物質の量同じ温度なら同じ値量が多いほど大きくなりやすい
40℃の水40℃の風呂の湯は全体量が大きい

見るもの注目点

温度
粒子の動きの激しさ
内部エネルギー
粒子全体のエネルギー

見るもの物質の量

温度
同じ温度なら同じ値
内部エネルギー
量が多いほど大きくなりやすい

見るもの

温度
40℃の水
内部エネルギー
40℃の風呂の湯は全体量が大きい

同じ温度でも、粒子の数が違えば内部エネルギーは同じとは限りません。

図解同じ温度の少量の水と大量の水で粒子数が違うことを示した図
温度は同じでも、粒子数が多いほど全体として関わるエネルギーは大きくなります。内部エネルギーでは、温度だけでなく物質の量も見ます。
場面
40℃のコップの湯と、40℃の風呂の湯を比べる。
順に考えると
温度はどちらも40℃なので、粒子の熱運動の激しさの目安は同じです。しかし風呂の湯は水の量がずっと多く、粒子の数も多いので、全体としての内部エネルギーは大きくなります。少量の湯では温められるものが限られても、大量の湯なら周囲へ渡せるエネルギーも大きくなります。
ここが結論
同じ温度でも、物質の量が違えば内部エネルギーは同じではありません。温度だけで結論を出さず、粒子の総数や状態も見ることが大切です。
注意

同じ温度なら同じエネルギー、ではない

確認

確認テスト

Q1

同じ40℃のコップの湯と風呂の湯で、内部エネルギーが大きいと考えやすいのはどちらですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    熱運動は粒子の不規則な運動

  2. 2

    温度は熱運動の激しさの目安

  3. 3

    内部エネルギーは粒子全体に関わる

  4. 4

    同じ温度でも量が違えば内部エネルギーは違う

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