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イントロ

物理量と単位の見方

数字だけでは物理にならない

物理では、数字だけでなく『何をどの単位で測ったか』まで含めて読むことで、現象を同じ基準で比べられるようにします。

定義

物理量

教科書では
長さ、時間、質量のように、測って数で表せる量のことです。
言いかえると
たとえば『長い』だけでは人によって受け取り方が違います。『1.2 m』と書けば、何をどのものさしで測った値かまで伝わるので、あとで比べたり計算したりできます。
比較
書き方数字だけ物理での表し方
5050 cm
分かること値の意味が曖昧長さを cm で測ったと分かる
あとで比べられるかむずかしいできる

書き方

数字だけ
50
物理での表し方
50 cm

書き方分かること

数字だけ
値の意味が曖昧
物理での表し方
長さを cm で測ったと分かる

書き方あとで比べられるか

数字だけ
むずかしい
物理での表し方
できる

物理では、数字に単位を付けて初めて「何をどう測った値か」を共有できます。

要点

式に入れる前の基本

力学の最初の計算ミスは、単位をそろえないまま数字だけを式に入れるところから起こりやすいです。

  1. 1

    答えに使う単位を先に決め、必要なら m や kg に直してから計算する

  2. 2

    120 cm のような値は、式で m を使うなら 1.20 m に直して考える

  3. 3

    計算の途中でも、数字だけでなく単位がどう変わるかを見る

  4. 4

    最後の答えは、数値だけでなく単位まで書いて完成にする

図解定規で長さを測る場面、ストップウォッチで時間を測る場面、はかりで本の質量を測る場面を並べた図
物理量は、長さ・時間・質量のように実際に測って数で表せる量です。どの道具で何を測っているかを図で見ると、『数で表す』ことが物理の入口だとつかみやすくなります。
場面
速さを求める式に、120 cm と 6.0 s をそのまま入れそうになった。
順に考えると
速さを m/s で出したいなら、先に 120 cm を 1.20 m に直します。すると、速さは 1.20 / 6.0 = 0.20 m/s と計算できます。単位を直さずに 120 ÷ 6 だけ見ると 20 になっても、その 20 が何を表すかがずれてしまいます。式に入れる前に単位をそろえることが、問題を正しく解く最初の一手です。
ここが結論
計算の前に単位をそろえるだけで、答えの意味が大きくずれにくくなります。
確認

確認テスト

Q1

「120」とだけメモしても物理の記録として不十分なのはなぜですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    物理量は、測って数で表せる量

  2. 2

    測定値は単位付きで書いて意味をもつ

  3. 3

    式に入れる前に単位をそろえるのが計算の基本

  4. 4

    答えは数値と単位をセットで書く

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