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イントロ

不等式の性質と符号反転

不等号の向きミスを防ぐ

不等式は方程式に似た操作で解けますが、負の数を掛けたり割ったりすると不等号の向きが変わります。ここを図で確認します。

定義

不等式の性質

教科書では
大小関係を保ったまま、両辺に同じ操作をするためのルールです。
言いかえると
同じ数を足す・引く操作では大小の向きは変わりません。正の数を掛ける・割る場合も向きは同じですが、負の数では向きが反転します。不等式では、両辺に同じ正の数を掛けても向きは変わりません。しかし負の数を掛けたり割ったりすると、数直線上で左右が入れ替わるため向きが反転します。
公式

不等式の基本ルール

文字で書くと少し硬く見えますが、正か負かを見るだけです。

同じ数を足す

両辺に同じ数を足しても大小関係は変わりません。

  • 同じ数
使うときのコツ

引き算も同じ考えです。

正の数を掛ける

正の数を掛ける・割ると、不等号の向きはそのままです。

  • 正の数
使うときのコツ

2で割るなどはそのままです。

解くコツ

足す・引く、正の数を掛ける・割る操作では、不等号の向きは変えません。

公式

不等号が反転するルール

負の数を掛ける・割るときだけ、不等号の向きを反転します。

負の数を掛ける

負の数を掛ける・割ると、不等号の向きが反転します。

  • 負の数
使うときのコツ

-2で割るときは反転します。

解くコツ

掛け算・割り算をしたら、使った数が正か負かを必ず確認します。

図解2<5 の両辺に -1 を掛けると -2>-5 になり、大小の向きが反転する数直線図
負の数を掛けると、数直線上の左右の位置関係が入れ替わります。だから不等号も反転します。 2と5に -1 を掛けると、-2 と -5 になり、数直線上の左右関係が逆になります。
要点

操作のあとに符号を見る

不等式を解くときは、移項よりも最後に何で割ったかでミスが出やすいです。

  1. 1

    足す・引くは向きそのまま

  2. 2

    正で割るなら向きそのまま

  3. 3

    負で割るなら向き反転

  4. 4

    最後に数直線で確認する

場面
-2x < 6 を解く。
順に考えると
両辺を -2 で割ります。負の数で割るので、不等号の向きを反転させ、x > -3 となります。もし向きを変え忘れると解の範囲が逆になるため、割る数が負かどうかを操作の直前に確認します。
ここが結論
割った数が負かどうかを最後に確認する習慣が大切です。
比較
操作不等号の向き
両辺に3を足すそのままa<b ⇒ a+3<b+3
両辺を2で割るそのまま2x<6 ⇒ x<3
両辺を-2で割る反転-2x<6 ⇒ x>-3

操作両辺に3を足す

不等号の向き
そのまま
a<b ⇒ a+3<b+3

操作両辺を2で割る

不等号の向き
そのまま
2x<6 ⇒ x<3

操作両辺を-2で割る

不等号の向き
反転
-2x<6 ⇒ x>-3

反転するのは、負の数を掛ける・割る操作のときです。

注意

方程式と同じに扱わない

要点

符号反転の合図

不等式の計算では、両辺に掛けた数・割った数の符号を毎回確認します。

  1. 1

    正の数なら向きはそのまま

  2. 2

    負の数なら不等号を反転

  3. 3

    移項だけでは反転しない

  4. 4

    最後に代入して確かめる

確認

確認テスト 1

Q1

不等号の向きを変える必要がある操作はどれですか。

確認

確認テスト 2

Q1

-2x<6 を解くと、どれになりますか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    不等式は大小関係を扱う

  2. 2

    加減では不等号の向きは変わらない

  3. 3

    正の数で掛ける・割ると向きはそのまま

  4. 4

    負の数で掛ける・割ると向きが反転する