上下にスクロールするかキーボードの上下キーを使うと、次の学習カードへ進めます。

イントロ

共通部分・和集合・補集合

条件のかつ・またはを図で見る

集合の記号は、条件の組み合わせを短く表します。A∩B、A∪B、補集合を、日本語とベン図に直して読めるようにします。

定義

集合演算

教科書では
集合どうしを組み合わせて、新しい集合を作る操作です。
言いかえると
A∩B はAとBの両方に入るもの、A∪B は少なくとも一方に入るもの、補集合は全体の中でその集合に入らないものを表します。集合の記号は、図のどの部分を選ぶかを表しています。言葉、記号、ベン図を対応させると、計算問題でも領域を読み間違えにくくなります。
比較
記号日本語ベン図で見る場所
A∩BAかつB重なった部分
A∪BAまたはBどちらかに入る部分
Aの補集合Aでない全体からAを除いた部分

記号A∩B

日本語
AかつB
ベン図で見る場所
重なった部分

記号A∪B

日本語
AまたはB
ベン図で見る場所
どちらかに入る部分

記号Aの補集合

日本語
Aでない
ベン図で見る場所
全体からAを除いた部分

まず日本語に直すと、どこを見ればよいかがはっきりします。

図解共通部分、和集合、補集合のベン図を並べて塗り分けた図
∩は重なり、∪は少なくとも一方、補集合は全体からその集合を除いた部分です。 塗られた場所だけを見比べると、共通部分・和集合・補集合の違いが一目で分かります。
要点

記号を日本語に直す

式のまま見るより、条件の言葉に直すとベン図で範囲を探しやすくなります。

  1. 1

    ∩ は『両方』

  2. 2

    ∪ は『少なくとも一方』

  3. 3

    補集合は『そうでない』

  4. 4

    全体集合の範囲も確認する

手順

集合演算を読む手順

  1. 1

    全体集合を確認する

  2. 2

    AとBの範囲を図にする

  3. 3

    記号を日本語に直す

  4. 4

    該当する部分だけを選ぶ

場面
A={1,2,3}, B={3,4} で A∩B と A∪B を求める。
順に考えると
AとBの両方に入るものは3だけなので、A∩B={3} です。少なくとも一方に入るものは1,2,3,4なので、A∪B={1,2,3,4} です。3を2回書かないことにも注意します。A∩B は両方に入る要素だけ、A∪B は少なくとも一方に入る要素です。『または』の読み方を日常語の感覚だけで処理しないようにします。
ここが結論
和集合は足し算ではなく、条件を満たす要素を集める操作です。
注意

和集合で重複を2回数えない

要点

ベン図での確認

集合計算で迷ったら、記号を日本語に直してから、ベン図のどこを塗るかを決めます。

  1. 1

    ∩ は重なりだけ

  2. 2

    ∪ は合わせた範囲

  3. 3

    補集合は全体集合の中で考える

  4. 4

    最後に条件文へ戻す

確認

確認テスト 1

Q1

A∩B が表す範囲として正しいものはどれですか。

確認

確認テスト 2

Q1

A={1,2,3}, B={2,3,4} のとき、A∪B はどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    ∩ は両方に入る共通部分

  2. 2

    ∪ は少なくとも一方に入る和集合

  3. 3

    補集合は全体の中で入らない部分

  4. 4

    記号は日本語とベン図に直して読む

次に進む

この流れのまま学習を広げる

理解がつながる順で、次のトピックへそのまま進めます。