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イントロ

抽出

目的成分を、溶けやすい液体へ移す

抽出は、混合物の中の目的成分を、よく溶ける液体へ移して取り出す操作です。お茶の成分が湯に出る場面も、この見方で説明できます。目的成分と溶媒の相性を読むのが中心です。

定義

抽出

教科書では
混合物の中の目的成分を、溶媒に溶かして取り出す操作です。
言いかえると
抽出では、成分がどの液体に溶けやすいかを利用します。茶葉に湯を注ぐと、色や香りに関わる成分が湯へ移ります。成分を新しく作るのではなく、もともとある成分を、相性のよい溶媒へ移して取り出す操作です。
要点

相性を見る

抽出では、どの成分を取り出したいのか、その成分がどの溶媒に溶けやすいのかを考えます。成分が移る先を読むことが大切です。色や香りが出たときも、まずは成分が溶媒へ移ったと見ると整理できます。

  1. 1

    取り出したい成分を決める

  2. 2

    その成分が溶けやすい溶媒を選ぶ

  3. 3

    成分が混合物から溶媒へ移る

  4. 4

    必要に応じて残りと分ける

図解茶葉の成分が湯という溶媒に移る抽出の流れを示した図
抽出では、混合物の中の目的成分が溶媒へ移ります。図では、茶葉の成分が湯に溶け出す流れを見ます。成分が移る向きと、溶媒の役割を分けて確認します。
場面
茶葉に湯を注ぐと、湯に色がつく。
順に考えると
茶葉の中には、色や香りに関わる成分が含まれています。湯を注ぐと、それらの成分が湯に溶け出します。このとき、成分が湯という溶媒へ移っているので、抽出として考えられます。茶葉そのものを細かく分けるより、欲しい成分を液体側へ移す操作だと見るのがポイントです。
ここが結論
抽出では、目的成分がどこからどこへ移ったかを追うと理解しやすくなります。分離方法を選ぶ問題では、目的成分と溶媒の相性を言えるようにします。『何を取り出したいか』を先に決め、溶けやすさの違いを根拠にするのがコツです。
比較
方法利用する違い見るところ
ろ過粒が通るかろ紙に残るか
抽出溶けやすさ成分が溶媒へ移るか

方法ろ過

利用する違い
粒が通るか
見るところ
ろ紙に残るか

方法抽出

利用する違い
溶けやすさ
見るところ
成分が溶媒へ移るか

抽出では、粒の大きさよりも、目的成分と溶媒の相性を見ます。

注意

新しく作っているわけではない

確認

確認テスト

Q1

抽出で最も注目する性質はどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    抽出は目的成分を溶媒へ移して取り出す操作

  2. 2

    利用する性質は目的成分の溶けやすさの違い

  3. 3

    色や香りが出ても新しく作ったとは限らない

  4. 4

    目的成分と溶媒の相性、成分が移る向きを説明する

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