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イントロ

熱と温度の違い

熱い、冷たいを物理の言葉にする

温度は物体の状態を表す量で、熱は温度差があるときに移動するエネルギーです。この区別が、熱量や内部エネルギーを学ぶ入口になります。

定義

教科書では
温度の高い物体から低い物体へ移動するエネルギーのことです。
言いかえると
温度は『どれくらい熱いか』を表す状態の量です。一方、熱は温度差があるときに移動するエネルギーを指します。物体の中にあるエネルギーそのものは、あとで内部エネルギーとして区別します。
比較
見る量温度
何を表すか熱い・冷たいの程度移動するエネルギー
単位℃ や KJ
いつ注目するか物体の状態を見るときエネルギーの移動を見るとき

見る量何を表すか

温度
熱い・冷たいの程度
移動するエネルギー

見る量単位

温度
℃ や K
J

見る量いつ注目するか

温度
物体の状態を見るとき
エネルギーの移動を見るとき

温度は状態、熱は移動という役割の違いで読むと混同しにくくなります。

要点

最初に見ること

熱の問題では、まず『どちらが高温か』を決めます。向きを先に押さえると、温度変化や熱量の式も読みやすくなります。温度が同じになる方向へ近づく、という見通しも持っておきましょう。

  1. 1

    熱は高温側から低温側へ移動する

  2. 2

    温度差が小さくなる方向に変化しやすい

  3. 3

    同じ温度になれば、正味の熱移動は起こりにくい

図解熱い飲み物から冷たい机へ熱が移動する向きを矢印で示した図
熱いコップと冷たい机を比べると、熱は高温側から低温側へ移動します。図では、温度差が熱の移動方向を決めることを確認します。
場面
熱い飲み物を冷たい机の上に置いた。
順に考えると
飲み物の方が机より温度が高いので、熱は飲み物から机や空気へ移動します。その結果、飲み物は冷め、机の表面はわずかに温まります。机が大きく熱くならなくても、エネルギーは移動しています。ここで変わっている状態の量が温度で、移動しているエネルギーを熱と呼びます。
ここが結論
温度差を見ると、熱がどちらへ移動するかを判断できます。この判断は、熱量保存や熱機関でも最初の読み取りになります。
注意

『熱を持つ』だけで終わらせない

確認

確認テスト 1

Q1

物理でいう熱に最も近い説明はどれですか。

確認

確認テスト 2

Q1

温度差がある2物体を接触させると、熱はふつうどちらへ移りますか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    温度は物体の状態を表す量

  2. 2

    熱は温度差で移動するエネルギー

  3. 3

    熱は高温側から低温側へ移動する

  4. 4

    内部にあるエネルギーとは区別して考える

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