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イントロ

力の合成と分解

複数の力は整理してから見る

複数の力をそのまま眺めていると、どちらに動きやすいかが見えにくくなります。合成と分解は、力を比べやすい形に整理するための道具です。

定義

合力

教科書では
複数の力と同じはたらきをする、1つの力です。
言いかえると
いくつもの力を別々に見る代わりに、『全体としてどちら向きにどれくらい働くか』にまとめたものが合力です。必要に応じて横向きと縦向きに分け直すと、つり合いも考えやすくなります。
比較
したいこと合成分解
何をするか複数の力を1つにまとめる1つの力を向きごとに分ける
使う場面全体としてどちらへ働くか見たい横向きと縦向きを別々に考えたい
気を付ける点向きをそろえて足す・引くどの向きに分けるか先に決める

したいこと何をするか

合成
複数の力を1つにまとめる
分解
1つの力を向きごとに分ける

したいこと使う場面

合成
全体としてどちらへ働くか見たい
分解
横向きと縦向きを別々に考えたい

したいこと気を付ける点

合成
向きをそろえて足す・引く
分解
どの向きに分けるか先に決める

合成と分解は逆向きの操作ですが、どちらも力を考えやすい形に整理するために使います。

手順

解く順番

  1. 1

    まず正方向や座標の向きを決める

  2. 2

    一直線なら符号付きで力を足し引きする

  3. 3

    斜めの力は横成分と縦成分に分ける

  4. 4

    最後に成分をまとめて合力の向きと大きさを読む

要点

計算のコツ

力をそのまま一気に足そうとせず、向きをそろえてから考えると、合力と分力の問題は崩れにくくなります。

  1. 1

    同一直線上の力は、正負を決めてから足し引きする

  2. 2

    直角 2 方向なら、成分ごとに分けて考える

  3. 3

    3 N と 4 N の直角成分から 5 N を読むような基本三角形はよく使う

図解1本の斜めの矢印が、横向きと縦向きの2本の矢印に分けられる様子を示した図
斜めの力を横向きと縦向きに分けると、どちら向きにどれだけ働くかが見やすくなります。合成と分解が整理の道具だと分かりやすい図です。
場面
東に 3 N、北に 4 N の力が同時に働いている。
順に考えると
2 つの力は直角なので、そのまま 7 N と足すのではなく、横 3 N、縦 4 N の成分として見ます。直角三角形の 3・4・5 の関係から、合力の大きさは 5 N と読めます。向きは北東です。問題で斜めの力が出たら、まず成分に分けるのが基本です。
ここが結論
直角方向の力は、向きを分けてからまとめると合力を出しやすくなります。
確認

確認テスト 1

Q1

右向き 5 N、左向き 2 N の力が同時に働くとき、合力はどうなりますか。

確認

確認テスト 2

Q1

直角に交わる3 Nと4 Nの力の合力はどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    合力は、複数の力をまとめた 1 つの力として考える

  2. 2

    分解は、1 つの力を考えやすい向きに分けること

  3. 3

    一直線では符号付きで、直角では成分ごとに考える

  4. 4

    向きをそろえてから計算するのが基本

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