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イントロ

円順列

円では先頭がない

円卓の席順では、全員が同じだけ回転した配置は同じ並びです。普通の1列の順列より、重複を減らして数える必要があります。 円の問題では、目印がないため『どこから読み始めるか』が結果に含まれません。

定義

円順列

教科書では
円形に並べるとき、回転して一致する配置を同じものとして数える順列です。
言いかえると
まっすぐな列には左端がありますが、円には先頭がありません。そこで1人を基準として固定し、残りの人を並べると考えます。 1人を固定しても、その人だけを特別な席に座らせるわけではありません。回転して同じになる配置をまとめて、数えすぎを防いでいます。
図解5人の円卓でAを固定して残り4人を並べる図
Aを基準に固定すると、回転による重複を避けられます。 Aを動かさずに見ることで、同じ円卓配置を何度も読み始めないようにします。
公式

円順列

異なるn個を円に並べる基本形です。 円では始点がないため、1列のn!から重複を取り除いて考えます。

円順列

1つを固定し、残りn-1個を並べる。 1つを基準に固定し、残りn-1個を一列に並べる数です。

使うときのコツ

ネックレスのように裏返しも同じとする問題は、ここでは別の発展扱いです。

解くコツ

回転を同じと見る場合だけ使います。

比較
並べ方基準
1列左端や1番目が決まっている
先頭がないので1つ固定する
回転後同じ配置としてまとめる

並べ方1列

基準
左端や1番目が決まっている

並べ方

基準
先頭がないので1つ固定する

並べ方回転後

基準
同じ配置としてまとめる

列と円の違いは、始まりの位置があるかどうかです。 どちらも並べる問題ですが、円では読み始める位置を答えに含めない点が違います。

要点

考える順番

基準を固定するのは、特別扱いではなく回転による数えすぎを消すためです。固定した後は、残りの人をAの右隣から順に一列へ並べる問題として数えます。裏返しを同じと見る問題は別条件なので、まず回転だけをまとめます。

  1. 1

    円では先頭がない

  2. 2

    回転した配置は同じ

  3. 3

    1つを基準に固定する

  4. 4

    残りを1列に並べる

場面
5人が円卓に座る。
順に考えると
1人Aを基準として固定します。残り4人をAの周りに並べればよいので、4!=24通りです。 Aを固定してからB,C,D,Eを時計回りに並べると、回転してAの位置が変わっただけの重複を避けられます。 BをAの右隣に置く場合と左隣に置く場合は、回転だけでは重ならないので別に数えます。
ここが結論
5!のままだと、同じ円卓配置を5回ずつ数えてしまいます。 24通りは、Aの位置を基準にした周りの並び方の数です。
注意

普通の順列のまま数えない

確認

確認テスト

Q1

6人が円卓に座る場合の数として正しい式はどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    円順列では回転した配置を同じと見る

  2. 2

    1つを固定して重複を消す

  3. 3

    異なるn個なら(n-1)!

  4. 4

    固定後は残りを一列に並べる

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