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イントロ

接線と弦のつくる角

接線の角を円周角へ移す

円に接する直線と弦が作る角は、円の反対側にある円周角と等しくなります。接点と弦を見つけることが出発点です。

定義

接弦定理

教科書では
接線と弦のつくる角は、その弦を見込む反対側の円周角と等しくなります。
言いかえると
接線が出ると、半径と接線が垂直という性質だけを使いたくなります。しかし角度問題では、接線と弦の角を円周角へ移す見方も重要です。どの弦に対する円周角かを探します。 高校数学Aの図形では、性質の名前だけでなく、図のどの条件から使えるのかまでセットで確認します。
図解接点で接線と弦がつくる角と、反対側の円周角が等しいことを示す図
接線と弦の角は、同じ弦を反対側から見込む円周角と対応します。
要点

読む順番

接線だけでなく、どの弦と組になっているかを見ます。

  1. 1

    接点を確認する

  2. 2

    接点から伸びる弦を探す

  3. 3

    その弦を見込む反対側の円周角を探す

  4. 4

    2つの角を等しいと読む

公式

接線と弦の角

定理文を図に対応させて使います。

接弦定理

接点 A の接線と弦 AB が作る角は、弦 AB を見込む円周角に等しくなります。

使うときのコツ

接点・弦・反対側の点を確認。

解くコツ

角を移す先を図で選びます。

場面
点 A での接線と弦 AB のつくる角が 55°。弦 AB を見込む円周角を求める。
順に考えると
接弦定理より、接線と弦 AB のつくる角は、弦 AB を反対側から見込む円周角と等しいです。したがって、対応する円周角も 55° です。 答えを出したあと、使った条件を図に戻して確かめると、別の定理との取り違えを防げます。
ここが結論
角を接線側から円周上へ移して考えます。
比較
接線の性質見るもの使いどころ
半径と接線は垂直半径と接点90°を作る
接弦定理接線と弦円周角へ移す

接線の性質半径と接線は垂直

見るもの
半径と接点
使いどころ
90°を作る

接線の性質接弦定理

見るもの
接線と弦
使いどころ
円周角へ移す

接線がある問題でも、何を求めるかで使う性質が変わります。

注意

直角だけに飛びつかない

要点

答案に残す一言

図形の性質は、根拠を短く言えると定着します。計算結果だけで終わらせず、どの条件からその性質を使ったかを1文で残します。図に印を戻すと、同じ定理を別の形の問題でも使いやすくなります。

  1. 1

    使う条件を図で確認する

  2. 2

    等しい長さ・角・比・位置関係を言葉にする

  3. 3

    定理名だけでなく、使える理由を短く添える

  4. 4

    求めた値や角を元の図へ戻して確かめる

確認

確認テスト

Q1

接線と弦 AB のつくる角に等しいのはどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    接弦定理は接線と弦の角を扱う

  2. 2

    対応する円周角は、その弦を反対側から見る角

  3. 3

    接線では直角の性質と接弦定理を使い分ける

  4. 4

    性質を使う前に、図の条件と根拠を確認する