上下にスクロールするかキーボードの上下キーを使うと、次の学習カードへ進めます。

イントロ

複利計算を漸化式で表す

一定割合で増える量を更新する

一定割合で増える量は、前の値に同じ倍率を掛けて次の値を作れます。複利計算は、前の年の金額を次の年へ引き継ぐので、等比型の漸化式で表せる代表例です。

定義

複利の更新

教科書では
前の金額に利息が加わり、その合計が次の年の金額になる考え方です。
言いかえると
5%増えるとは、元の100%に5%を足して105%になることです。だから次の値は、前の値に1.05を掛けて求めます。割合の問題では、増加率をそのまま掛けるのではなく、全体の倍率に直します。
図解年ごとの残高が1.05倍で更新される表
5%増えるとき、次の年の金額は前の年の1.05倍です。利率だけでなく元の100%も含めて、次の値を作ります。
公式

一定割合の更新

増加率rを倍率1+rに直します。rだけを掛けると、元の量を残したことになりません。

漸化式

前の値に、元の分1と増加分rを合わせた倍率を掛けます。一定割合で増えるので、毎回同じ倍率を使います。

  • 増加率
  • n年目の値
使うときのコツ

5%ならr=0.05です。

一般項

一定割合の更新は等比型として読めます。初年度から第n年目までは、倍率をn-1回掛けます。

使うときのコツ

年数と添字を対応させます。

解くコツ

p%増えるなら、まず1+p/100倍に直します。減少なら1から割合を引き、増加と同じように倍率で扱います。

比較
変化の種類漸化式の見方
毎年300円増える一定量を足すので等差型
毎年3%増える一定倍率を掛けるので等比型
毎年5%減る0.95倍を掛ける更新

変化の種類毎年300円増える

漸化式の見方
一定量を足すので等差型

変化の種類毎年3%増える

漸化式の見方
一定倍率を掛けるので等比型

変化の種類毎年5%減る

漸化式の見方
0.95倍を掛ける更新

金額の差が一定か、倍率が一定かを見分けると、作る漸化式の型が決まります。

要点

増加率を倍率へ

割合の問題では、何倍になるかを先に作ります。文章の「増える」「減る」を、式で使える倍率へ翻訳するのが最初の一手です。

  1. 1

    5%は0.05

  2. 2

    5%増えるは1.05倍

  3. 3

    10%減るなら0.90倍

  4. 4

    倍率を漸化式に入れる

場面
10000円が毎年5%ずつ増えるモデルを作る。
順に考えると
5%増えるので倍率は1.05です。初年度をa₁=10000とすると、aₙ₊₁=1.05aₙ。2年目は10000・1.05、3年目は10000・1.05²です。年が1つ進むたびに、同じ倍率を1回掛けます。
ここが結論
一定割合の増加は等比型の漸化式になります。添字が年の数え方と合っているかも確認します。
注意

利率だけを掛けない

確認

確認テスト

Q1

毎年3%ずつ増える量の更新式として正しいものはどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    一定割合の増加は倍率で見る

  2. 2

    r増えるなら1+r倍

  3. 3

    p%はp/100に直して扱う

  4. 4

    複利モデルは等比型

  5. 5

    添字と年数の対応を確認する

次に進む

この流れのまま学習を広げる

理解がつながる順で、次のトピックへそのまま進めます。