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イントロ

等差×等比型の和

r倍して1行ずらす

係数が1,2,3,...と変わり、同時にrの累乗も付く和は、そのまま等比数列の公式に入りません。2行に並べて引く考えで整理します。

定義

等差×等比型

教科書では
係数が等差的に変わり、同時に等比的な累乗が付く和の型です。
言いかえると
1+2r+3r²+...のような和では、係数が一定ではありません。r倍した行を作って、同じべきの項を縦にそろえます。
図解SとrSを2行に並べて同じべきの項をそろえる図
上段のSと下段のrSで同じべきの項が縦にそろう図です。そこを引くと係数の差が整理され、等比数列の和へ近づく道筋が見えます。
公式

ずらし引きの置き方

完成公式より、2行を作る考えを覚えます。

和を置く

求めたい和をSと置きます。

r倍する

1つ右へずれた行を作ります。

使うときのコツ

同じべきが縦にそろうように書きます。

解くコツ

計算を急がず、項を縦にそろえてから引きます。

手順

解く手順

  1. 1

    求めたい和をSと置く

  2. 2

    rSを作る

  3. 3

    同じべきで縦にそろえる

  4. 4

    引いて端と中間を読む

場面
S=1+2r+3r²+4r³ をずらし引きで見る。
順に考えると
rS=r+2r²+3r³+4r⁴を作ります。S-rSでは、同じべきの項が縦に並び、係数の差と端の項に整理されます。
ここが結論
まず4項の小例で、ずれる位置を確認します。
比較
そのまま公式見ること
等比だけ使いやすい初項・公比・項数
等差×等比そのまま不可r倍してそろえる
確認端に注意頭と末尾が残る

等比だけ

そのまま公式
使いやすい
見ること
初項・公比・項数

等差×等比

そのまま公式
そのまま不可
見ること
r倍してそろえる

確認

そのまま公式
端に注意
見ること
頭と末尾が残る

係数が変わるため、等比数列の和を直接入れる前に形を整えます。

注意

係数1,2,3を無視しない

要点

ずらし引きの見方

式変形より先に、2行の位置合わせが大切です。

  1. 1

    SとrSを作る

  2. 2

    同じべきでそろえる

  3. 3

    端に残る項を囲む

  4. 4

    中間を等比和で読む

要点

2行で位置をそろえる

等差×等比型の和では、計算力よりも行のそろえ方が先です。SとrSを作り、同じべきの項が縦に並ぶように書きます。

  1. 1

    Sを置く

  2. 2

    rSを作る

  3. 3

    同じべきで縦にそろえる

  4. 4

    端に残る項を囲む

比較
見る点正しい読みよくあるずれ
係数1,2,3,...も追う等比部分だけ見る
rS1つずれた行項数を増やす目的と思う
引き算同じべきを整理する端の項を消してしまう

見る点係数

正しい読み
1,2,3,...も追う
よくあるずれ
等比部分だけ見る

見る点rS

正しい読み
1つずれた行
よくあるずれ
項数を増やす目的と思う

見る点引き算

正しい読み
同じべきを整理する
よくあるずれ
端の項を消してしまう

完成公式を覚える前に、なぜずらすと整理できるのかを小さい項数で確認します。

確認

確認テスト

Q1

等差×等比型の和で、rSを作る主な理由はどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    係数が変わる和は直接等比公式にしない

  2. 2

    Sを置いてrSを作る

  3. 3

    同じべきで縦にそろえる

  4. 4

    端の項を見落とさない