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イントロ

Σの性質

足し算として分けて使う

Σは足し算のまとまりなので、定数倍を外に出したり、和を分けたりできます。ただし定数項も、範囲内の回数だけ足されます。

定義

Σを分ける考え

教科書では
Σの中の和や定数倍は、足し算の性質を使って分けられます。
言いかえると
Σ(3k+2)なら、3kの列と2の列をそれぞれ足します。+2は1回だけではなく、添字の個数ぶん足されます。
図解Σ(3k+2)を3kの列と2の列に分ける図
Σの中の3k+2を項ごとに分ける図です。各項に+2が入っているので、定数2も項数ぶん足されることを図の段で具体的に確認します。
公式

Σの基本性質

範囲が同じときに使います。

定数倍

共通の定数倍は外へ出せます。

同じ範囲なら和を分けられます。

定数項

同じ数cをn回足します。

解くコツ

下端が1でないときは、項数を別に確認します。

要点

計算前の確認

Σを分ける前に、範囲が同じかを見ます。

  1. 1

    範囲をそろえる

  2. 2

    定数倍を外へ出す

  3. 3

    和を分ける

  4. 4

    定数項は項数倍

場面
Σₖ₌₁⁵ (3k+2) を計算する。
順に考えると
3Σk+Σ2に分けます。Σₖ₌₁⁵ k=15、Σₖ₌₁⁵ 2=2×5=10なので、3×15+10=55です。
ここが結論
定数2は5回足されます。
注意

定数項を1回だけ足さない

要点

定数項の回数を見る

Σの中にある定数は、1回だけ足されるのではありません。範囲内のすべての項に現れるので、項数ぶん足されます。

  1. 1

    範囲が同じか見る

  2. 2

    定数倍を外へ出す

  3. 3

    和を分ける

  4. 4

    定数は項数倍する

比較
見る点正しい読みよくあるずれ
定数倍共通なら外に出す項ごとに違う数も出す
同じ範囲で分ける範囲違いをそのまま分ける
定数項cを項数回足すcを1回だけ足す

見る点定数倍

正しい読み
共通なら外に出す
よくあるずれ
項ごとに違う数も出す

見る点

正しい読み
同じ範囲で分ける
よくあるずれ
範囲違いをそのまま分ける

見る点定数項

正しい読み
cを項数回足す
よくあるずれ
cを1回だけ足す

Σの性質は分配法則に近いですが、範囲と項数を読む点が数列らしい注意です。

要点

Σの性質を使う答案

Σを分けるときは、足し算全体にかかっている範囲が同じかを確認します。定数倍は外に出せますが、動く文字を勝手に消さないようにします。 分けた後も上下の範囲が同じかを見直すと、公式を使ってよい場面だけにしぼれます。 途中でΣを外したら、最後に各和の公式へ正しくつながっているかを確認します。 係数を外に出した後も、残ったΣの中身を読み直します。

  1. 1

    範囲が同じか見る

  2. 2

    和は分けられる

  3. 3

    定数倍は外へ出せる

  4. 4

    動く文字は残す

確認

確認テスト

Q1

Σₖ₌₁⁴ (2k+3) の分け方として正しいものはどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    Σは足し算のまとまり

  2. 2

    定数倍は外へ出せる

  3. 3

    和は同じ範囲で分ける

  4. 4

    定数項は項数倍する

  5. 5

    範囲が同じときだけ性質を使う

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