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イントロ

因数分解の基本

和の形を積の形に戻す

因数分解は、展開の逆向きの式変形です。積の形に直すと、式の構造が見えやすくなり、方程式や二次関数にもつながります。

定義

因数分解

教科書では
和の形の整式を、いくつかの式の積の形に直すことです。
言いかえると
x²+5x+6 を (x+2)(x+3) と書くように、まとまった積の形へ戻します。答えが正しいかは、もう一度展開して元の式に戻るかで確かめられます。公式探しの前に、共通因数や積と和の関係を見ます。
公式

基本の因数分解公式

展開公式を逆向きに読むと、因数分解の公式になります。

積和型

和がa+b、積がabになる2数を探します。

  • 探す2つの数
使うときのコツ

足して係数、掛けて定数を見ます。

平方型

両端が平方で、真ん中が2abなら平方の形に戻せます。

使うときのコツ

真ん中の符号を確認します。

解くコツ

まず共通因数がないかを見てから、和と積、平方の形を順に確認します。

公式

差の平方の因数分解

2つの平方の差だけは、和と差の積に分けます。

差の平方

2つの平方の差は、和と差の積に分けられます。

使うときのコツ

引き算の形だけに使えます。

解くコツ

a²+b² のような足し算の形には使えないので、符号を先に見ます。

要点

因数分解の見る順番

いきなり公式を探す前に、共通してくくれるものがないか確認します。

  1. 1

    共通因数を先に見る

  2. 2

    平方の形を探す

  3. 3

    和と積になる2数を探す

  4. 4

    最後に展開して確認する

図解展開と因数分解が逆向きの操作であることを式カードと矢印で示した図
因数分解は展開の逆です。答えに迷ったら、展開して元の式へ戻るか確認できます。 左右の式は同じ値を表します。向きが変わるだけで、展開と因数分解は互いに確かめ合えます。
場面
x²+5x+6 を因数分解する。
順に考えると
x²+(a+b)x+ab の形として見ます。足して5、掛けて6になる2つの数は2と3なので、x²+5x+6=(x+2)(x+3) です。確認として展開すると x²+3x+2x+6=x²+5x+6 に戻ります。
ここが結論
和と積の条件を両方満たす2数を探すのが基本です。
比較
見るところ
共通因数全部の項に共通2x+2y=2(x+y)
積和型足して係数、掛けて定数x²+5x+6
差の平方2つの平方の差x²-9

共通因数

見るところ
全部の項に共通
2x+2y=2(x+y)

積和型

見るところ
足して係数、掛けて定数
x²+5x+6

差の平方

見るところ
2つの平方の差
x²-9

式の形ごとに、最初に見る場所が違います。

注意

因数分解は項をばらばらにすることではない

要点

因数分解の見通し

因数分解では、まず共通因数を探し、その後に公式や積と和の組を使います。

  1. 1

    共通因数を先に見る

  2. 2

    公式の形を探す

  3. 3

    積と和の組を試す

  4. 4

    最後に展開して確認する

確認

確認テスト 1

Q1

x²+7x+12 の因数分解として正しいものはどれですか。

確認

確認テスト 2

Q1

x²-x-6 の因数分解として正しいものはどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    因数分解は和を積へ戻す操作

  2. 2

    展開の逆として考える

  3. 3

    共通因数を先に見る

  4. 4

    展開して検算できる