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イントロ

三次式の因数分解公式

和や差の立方を分ける

三次式は、公式で一次式と二次式の積に分けられることがあります。高次方程式へ進む前の大事な道具です。 ここでは、形を読む、操作を選ぶ、結果を確認する流れまで押さえます。

定義

三次式の因数分解

教科書では
a³+b³ や a³-b³ を、積の形へ戻す操作です。
言いかえると
展開公式の逆向きとして見ると、一次の因数と二次の因数に分かれる理由を確認できます。和と差で二次式側の符号が入れ替わります。 和・差の立方と、(a±b)³は別の公式です。一次因数と二次因数に分かれる形を覚えます。
図解三次式は一次×二次へ戻すをカードで整理した図
因数分解したら、短く展開して元に戻るか確かめる 図は、考える順番と対応関係だけに絞っています。細かい計算は例題カードで確認します。
公式

和・差の立方

符号の並びを、公式ごとに分けて覚えます。

和の立方

一次因数は a+b です。

使うときのコツ

二次式の中央は -ab

差の立方

一次因数は a-b です。

使うときのコツ

二次式の中央は +ab

解くコツ

何かの3乗どうしの和か差かを最初に見ます。 式を使った後は、符号、条件、元の式へ戻るかを短く確認します。

要点

使う前の確認

公式や手順に入る前に、何の形を見ているかを言葉にします。3乗どうしの和か差か見ることから始め、最後に条件と結果を確かめると、符号や範囲のミスを見つけやすくなります。解答では、最初に見た形と最後の確認を短く残します。

  1. 1

    3乗どうしの和か差か見る

  2. 2

    a と b を決める

  3. 3

    a³±b³ の形を探す

  4. 4

    和と差で二次式側の符号が違う

手順

進め方

  1. 1

    3乗どうしの和か差か見る

  2. 2

    a と b を決める

  3. 3

    公式に当てはめる

  4. 4

    展開で軽く検算する

  5. 5

    最後に条件と結果を確認する

場面
x³-8 を因数分解する。
順に考えると
8=2³ なので、x³-2³ と見ます。差の立方の公式より、(x-2)(x²+2x+4) です。 8を2³と見て、差の立方公式に当てはめます。
ここが結論
x-2 と x²+2x+4 を掛けると x³-8 に戻ります。 掛け戻して元の三次式になるか確認します。
比較
使う公式注意
a³+b³(a+b)(a²-ab+b²)中央は -ab
a³-b³(a-b)(a²+ab+b²)中央は +ab
(a+b)³展開公式別物

a³+b³

使う公式
(a+b)(a²-ab+b²)
注意
中央は -ab

a³-b³

使う公式
(a-b)(a²+ab+b²)
注意
中央は +ab

(a+b)³

使う公式
展開公式
注意
別物

似た形との違いを先に見ると、使う操作を選びやすくなります。迷ったら、どの条件が成り立っているかを言葉に直します。

注意

(a+b)³ と混ぜない

確認

確認テスト

Q1

x³+27 の因数分解として正しいものはどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    a³±b³ の形を探す

  2. 2

    和と差で二次式側の符号が違う

  3. 3

    因数分解後は展開で検算する

  4. 4

    (a+b)³ と混同しない

  5. 5

    形を読む、操作を選ぶ、結果を確認する

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