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イントロ

多項式の除法

商と余りで戻して見る

多項式も割り算ができます。商と余りを、整数の割り算と同じ構造で見ると、剰余の定理へつながります。 ここでは、形を読む、操作を選ぶ、結果を確認する流れまで押さえます。

定義

多項式の除法

教科書では
多項式を別の多項式で割り、商と余りを求める計算です。
言いかえると
計算後は、割られる式 = 割る式×商 + 余り の形で元に戻るか確認します。余りの次数は、割る式の次数より低くなります。 割られる式 = 割る式×商 + 余り、という形に戻せることが確認の基準です。
図解整数の割り算と同じ構造をカードで整理した図
割った後は、割る式×商+余りで戻して確認する 図は、考える順番と対応関係だけに絞っています。細かい計算は例題カードで確認します。
公式

商と余りの関係

多項式の除法も、戻す式で確認できます。

除法の関係

A は割られる式、B は割る式です。

使うときのコツ

R の次数は B より低い

解くコツ

余りを書き忘れないよう、最後に関係式で検算します。 式を使った後は、符号、条件、元の式へ戻るかを短く確認します。

要点

使う前の確認

公式や手順に入る前に、何の形を見ているかを言葉にします。最高次の項をそろえることから始め、最後に条件と結果を確かめると、符号や範囲のミスを見つけやすくなります。解答では、最初に見た形と最後の確認を短く残します。

  1. 1

    最高次の項をそろえる

  2. 2

    掛けて引く

  3. 3

    多項式の除法は商と余りで見る

  4. 4

    A=BQ+R で検算する

手順

進め方

  1. 1

    最高次の項をそろえる

  2. 2

    掛けて引く

  3. 3

    次の項を下ろす

  4. 4

    余りの次数が低くなったら止める

  5. 5

    最後に条件と結果を確認する

場面
x²+5x+8 を x+2 で割る。
順に考えると
商は x+3、余りは 2 です。戻すと (x+2)(x+3)+2=x²+5x+8 となり、元の式に一致します。 商と余りを出したら、割る式×商+余りで戻します。
ここが結論
割り算の結果は、商だけでなく余りまでセットで書きます。 戻し算で元の多項式に一致するか見ます。
比較
対象関係見る点
整数158=12×13+2余り2
多項式A=BQ+R余りR
検算割る式×商+余り元に戻す

対象整数

関係
158=12×13+2
見る点
余り2

対象多項式

関係
A=BQ+R
見る点
余りR

対象検算

関係
割る式×商+余り
見る点
元に戻す

似た形との違いを先に見ると、使う操作を選びやすくなります。迷ったら、どの条件が成り立っているかを言葉に直します。

注意

余りを忘れない

確認

確認テスト

Q1

P(x)=(x+1)(x+2)+3 と書けるとき、P(x) を x+1 で割った余りはどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    多項式の除法は商と余りで見る

  2. 2

    A=BQ+R で検算する

  3. 3

    余りの次数は割る式より低い

  4. 4

    剰余の定理の土台になる

  5. 5

    形を読む、操作を選ぶ、結果を確認する

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