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イントロ

不等式の証明の基本

差を0以上にする

大小関係を示すには、左辺と右辺の差を見る方法があります。平方は0以上という性質が、証明の根拠になります。 ここでは、形を読む、操作を選ぶ、結果を確認する流れまで押さえます。

定義

不等式の証明

教科書では
不等式が常に成り立つことを、式変形と根拠によって示すことです。
言いかえると
A≥B を示したいときは、A-B≥0 を示せば十分です。差が平方の形になると、0以上であることが分かります。 差を平方に直せるか、0以上といえる形を探すと、証明の方針を立てやすくなります。
図解A≥B は差で見るをカードで整理した図
何が0以上だから結論が出るのかを書く 図は、考える順番と対応関係だけに絞っています。細かい計算は例題カードで確認します。
公式

平方の非負性

不等式証明の基本根拠です。

平方

どんな実数でも平方は0以上です。

使うときのコツ

等号は a=b

解くコツ

左辺−右辺を平方や平方の和に変形します。 式を使った後は、符号、条件、元の式へ戻るかを短く確認します。

要点

使う前の確認

公式や手順に入る前に、何の形を見ているかを言葉にします。左辺−右辺を作ることから始め、最後に条件と結果を確かめると、符号や範囲のミスを見つけやすくなります。解答では、最初に見た形と最後の確認を短く残します。

  1. 1

    左辺−右辺を作る

  2. 2

    展開や因数分解で整理する

  3. 3

    不等式は差を作って見る

  4. 4

    A≥B なら A-B≥0 を示す

手順

進め方

  1. 1

    左辺−右辺を作る

  2. 2

    展開や因数分解で整理する

  3. 3

    平方の形を作る

  4. 4

    0以上だから成り立つと結ぶ

  5. 5

    最後に条件と結果を確認する

場面
a²+1≥2a を証明する。
順に考えると
左辺−右辺を作ると a²-2a+1=(a-1)² です。平方は0以上なので、a²+1≥2a が成り立ちます。 左辺−右辺を作り、平方の形にして0以上を示します。
ここが結論
最後に、平方が0以上という根拠を言葉で添えます。 どちらからどちらを引いたかを最後までそろえます。
比較
種類目標見る点
等式証明差を0にする一致を示す
不等式証明差を0以上にする大小を示す
注意向きを確認A-BかB-Aか

種類等式証明

目標
差を0にする
見る点
一致を示す

種類不等式証明

目標
差を0以上にする
見る点
大小を示す

種類注意

目標
向きを確認
見る点
A-BかB-Aか

似た形との違いを先に見ると、使う操作を選びやすくなります。迷ったら、どの条件が成り立っているかを言葉に直します。

注意

何を示すか見失わない

確認

確認テスト

Q1

a²-2a+1≥0 と言える理由として正しいものはどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    不等式は差を作って見る

  2. 2

    A≥B なら A-B≥0 を示す

  3. 3

    平方は0以上という根拠を使う

  4. 4

    差の向きを最初に決める

  5. 5

    形を読む、操作を選ぶ、結果を確認する

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