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イントロ

重複順列

使い回せるなら候補は減らない

暗証番号のように同じ数字を何度も使える場面では、普通の順列と違って候補が減りません。各場所に同じ数の選択肢があります。 『使ったらなくなる』場面か『何度でも選べる』場面かを分けるのが最初の判断です。

定義

重複順列

教科書では
同じ候補を何度使ってもよい並べ方です。
言いかえると
普通の順列では一度使ったものは消えます。重複順列では、1桁目で使った数字も2桁目でまた使えるため、各場所の候補数は同じままです。 たとえば暗証番号では、1桁目に7を使っても2桁目で7を使えます。選択肢が減らないため、同じn通りをr回掛けます。
図解3桁の暗証番号で各桁に0から9まで10通りが残る図
どの桁でも0〜9を選べるので、10通りが3回続きます。 1桁目で選んだ数字が、2桁目や3桁目の候補から消えていないことを確認します。
公式

重複順列

n通りの候補からr回選びます。 指数は、同じ選択を何回くり返すかを表します。

重複順列

n通りの候補を、同じものを許してr個並べる数。 n通りの候補がある選択を、同じ条件でr回くり返すときの数です。

使うときのコツ

先頭に0を置けない番号など、場所ごとに条件が違う場合は別に考えます。

解くコツ

同じ候補をもう一度使ってよいかを先に確認します。

要点

重複を許す合図

問題文に「同じものを使ってよい」「各桁に0から9を入れる」のような表現があれば、候補が毎回戻ると考えます。候補が減らないなら同じ数をくり返し掛け、異なるものだけを使う条件とは分けます。

  1. 1

    桁や場所を先に数える

  2. 2

    各場所の候補数が同じか見る

  3. 3

    使った後に候補が減らないか確認する

比較
場面候補
普通の順列使うたび減る10×9×8
重複順列毎回同じ10×10×10

場面普通の順列

候補
使うたび減る
10×9×8

場面重複順列

候補
毎回同じ
10×10×10

候補が減るか残るかで式が変わります。 普通の順列は候補が減り、重複順列は候補が戻る、と対比して覚えます。 条件の一語で式が大きく変わるため、候補が戻るかどうかを必ず確認します。

場面
0〜9を使って3桁の暗証番号を作る。同じ数字を何度使ってもよい。
順に考えると
1桁目は10通り、2桁目も10通り、3桁目も10通りです。したがって10³=1000通りです。 000や909のような番号も許されるなら、各桁を同じ10通りとして扱えます。
ここが結論
同じ数字を使えるので、10×9×8にはなりません。 1000通りは000から999までをすべて含む数で、数字の重なりを除外していません。
注意

普通の順列と混同しない

確認

確認テスト

Q1

数字0〜9で4桁の暗証番号を作る。同じ数字を使えるとき、場合の数はどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    重複順列は同じ候補を何度も使える

  2. 2

    各場所の候補数は減らない

  3. 3

    式はnʳ

  4. 4

    各場所の条件が同じか確認する

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