上下にスクロールするかキーボードの上下キーを使うと、次の学習カードへ進めます。

イントロ

集合の要素の個数と重複

重なりを1回だけ数える

2つの条件を合わせて数えると、両方に当てはまるものを2回数えてしまうことがあります。ベン図で重なりを見て、1回だけ数えるようにします。 集合の問題では、人数や要素をいったん場所に分けると、式の意味を追いやすくなります。

定義

集合の要素の個数

教科書では
集合に入っている要素が何個あるかを表します。
言いかえると
AとBを合わせるとき、AにもBにも入る要素は足し算の中で2回数えられます。そのため、共通部分を1回引いて、全体では1回だけ数えます。 共通部分を引くのは、そこにいる人を消すためではありません。二重に入った1回分だけを減らし、最終的に1人を1回として数えるためです。
図解2つの集合の重なりを1回だけ数えることを示すベン図
AとBを足すと、重なりだけ2回入ります。和集合では重なりを1回だけ残すため、共通部分を引きます。 中央を消すのではなく、2回入ったものを1回に戻す図として読みます。
公式

2集合の個数

重なりのある足し算を調整します。

和集合の個数

AまたはBに入る個数は、AとBを足して重なりを1回引く。 2つの集合を合わせた個数を、足しすぎた共通部分を戻して求める式です。

使うときのコツ

重なりを0としてよいのは、共通部分がないと分かるときだけです。

解くコツ

共通部分を何回数えたかを確認します。

比較
考え方重なりの扱い
A+Bだけ共通部分が2回入る
A+B-共通共通部分を1回だけ残す
全体と比べる答えが人数全体を超えないか見る

考え方A+Bだけ

重なりの扱い
共通部分が2回入る

考え方A+B-共通

重なりの扱い
共通部分を1回だけ残す

考え方全体と比べる

重なりの扱い
答えが人数全体を超えないか見る

式だけでなく、重なりが何回数えられたかを言葉で確認します。

要点

数える手順

ベン図に人数を書き込むと、二重カウントを見つけやすくなります。足す前に中央の人数を別枠に置くと、どこを引くのかが見えます。共通部分は消す対象ではなく、数えすぎを直す対象です。

  1. 1

    Aの個数を確認する

  2. 2

    Bの個数を確認する

  3. 3

    両方に入る個数を引く

  4. 4

    答えが全体を超えないか見る

場面
数学好き12人、理科好き10人、両方好き4人。少なくとも一方が好きな人数を求める。
順に考えると
12人と10人を足すと、両方好きな4人を2回数えています。だから12+10-4=18人です。 ベン図では、両方好きな4人を中央に置いてから、数学だけ8人、理科だけ6人、中央4人と読んでも同じ18人になります。
ここが結論
重なりは消すのではなく、2回を1回に戻します。 計算後は、数学だけ・理科だけ・両方の3部分を足して同じ人数になるか検算できます。
注意

共通部分を引く理由を忘れない

確認

確認テスト

Q1

n(A)=12, n(B)=10, n(A∩B)=4 のとき、n(A∪B) はどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    和集合では重なりを1回だけ数える

  2. 2

    AとBを足すだけでは二重カウントになる

  3. 3

    共通部分を1回引いて調整する

  4. 4

    ベン図で重なりを確認する

次に進む

この流れのまま学習を広げる

理解がつながる順で、次のトピックへそのまま進めます。