上下にスクロールするかキーボードの上下キーを使うと、次の学習カードへ進めます。

イントロ

重心と中線

中線が集まる点を比で読む

重心は、三角形の3本の中線が交わる点です。中点そのものではなく、中線を頂点側から 2:1 に分ける点として使います。

定義

重心

教科書では
三角形の3本の中線が交わる点です。各中線を、頂点から重心まで : 重心から中点まで = 2:1 に分けます。
言いかえると
中線とは、頂点と向かいの辺の中点を結ぶ線です。重心は中線上にありますが、中線を半分にする点ではありません。頂点側が長く、中点側が短い 2:1 の比になります。 高校数学Aの図形では、性質の名前だけでなく、図のどの条件から使えるのかまでセットで確認します。
図解三角形の3本の中線と重心、頂点側2と中点側1の比を示す図
重心 G は中線を 2:1 に分けます。比の 2 は頂点側、1 は中点側です。
公式

重心の比

中線上で重心の位置を読むときに使います。

中線の分割

D が BC の中点、G が重心なら、頂点 A から G までが長い側です。

使うときのコツ

頂点側が 2 と覚える。

解くコツ

中線全体を3等分して、頂点側に2つ分を取ります。

要点

使う前の確認

中点の印がない線には、すぐ重心の比を使わないようにします。

  1. 1

    向かいの辺の中点があるか見る

  2. 2

    頂点と中点を結ぶ線が中線

  3. 3

    重心は3本の中線の交点

  4. 4

    比は頂点側から 2:1

場面
中線 AD=12、重心を G とする。AG と GD を求める。
順に考えると
重心は中線を頂点側から 2:1 に分けます。全体は 2+1=3 等分なので、1等分は 12÷3=4 です。頂点側の AG は 2等分ぶんで 8、中点側の GD は 1等分ぶんで 4 です。 答えを出したあと、使った条件を図に戻して確かめると、別の定理との取り違えを防げます。
ここが結論
中線全体から分けるときは、3等分を先に考えます。
注意

1:1 に分ける点ではない

要点

答案に残す一言

図形の性質は、根拠を短く言えると定着します。計算結果だけで終わらせず、どの条件からその性質を使ったかを1文で残します。図に印を戻すと、同じ定理を別の形の問題でも使いやすくなります。

  1. 1

    使う条件を図で確認する

  2. 2

    等しい長さ・角・比・位置関係を言葉にする

  3. 3

    定理名だけでなく、使える理由を短く添える

  4. 4

    求めた値や角を元の図へ戻して確かめる

確認

確認テスト

Q1

中線 AD=15、重心 G があるとき、AG はいくつですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    重心は3本の中線の交点

  2. 2

    中線を頂点側から 2:1 に分ける

  3. 3

    中点と重心を同じ点として扱わない

  4. 4

    性質を使う前に、図の条件と根拠を確認する

次に進む

この流れのまま学習を広げる

理解がつながる順で、次のトピックへそのまま進めます。