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イントロ

作図の方針と正しさ

手順の理由を言葉にする

作図は、コンパスと定規の動かし方を覚えるだけではありません。ほしい条件を満たす点や直線を、図形の性質を使って作る活動です。

定義

作図の根拠

教科書では
基本作図では、垂直二等分線や角の二等分線などが持つ性質を使い、条件を満たす点や直線を作ります。
言いかえると
たとえば、A と B から等しい距離にある点を集めると、線分 AB の垂直二等分線になります。作図手順の裏には、必ず `なぜその線で条件を満たすか` という根拠があります。 高校数学Aの図形では、性質の名前だけでなく、図のどの条件から使えるのかまでセットで確認します。
要点

作図の方針

いきなり線を引かず、何を満たすべきかを先に決めます。

  1. 1

    ほしい点や直線の条件を言葉にする

  2. 2

    その条件を満たす点の集まりを考える

  3. 3

    使える基本作図を選ぶ

  4. 4

    最後に条件を満たす理由を確認する

図解垂直二等分線の作図手順と、両端から等距離という根拠を対応させた図
垂直二等分線は、線分の両端から等距離の点の集まりです。手順と根拠を対応させて覚えます。
比較
基本作図作れるもの根拠
垂直二等分線両端から等距離の点同じ半径の円の交点
角の二等分線2辺から等距離の点角の中の対称性
垂線直角に交わる直線円や等距離の点

基本作図垂直二等分線

作れるもの
両端から等距離の点
根拠
同じ半径の円の交点

基本作図角の二等分線

作れるもの
2辺から等距離の点
根拠
角の中の対称性

基本作図垂線

作れるもの
直角に交わる直線
根拠
円や等距離の点

作図名だけでなく、何を保証する作図かをセットで見ると使い分けやすくなります。

場面
A と B から等しい距離にある点を作りたい。
順に考えると
条件は `A からの距離 = B からの距離` です。この条件を満たす点の集まりは、線分 AB の垂直二等分線です。したがって、A と B を中心に同じ半径の円弧を描き、その交点を結ぶことで垂直二等分線を作図します。 答えを出したあと、使った条件を図に戻して確かめると、別の定理との取り違えを防げます。
ここが結論
作図の手順は、等距離という条件を実現するためにあります。
注意

手順だけで終わらない

要点

動かして確かめる見方

動的な図でも、根拠は基本作図の性質に戻します。

  1. 1

    作った点を少し動かせるなら条件が保たれるか見る

  2. 2

    情報機器では形を変えても性質が残るか観察する

  3. 3

    残る性質が作図の根拠になる

要点

答案に残す一言

図形の性質は、根拠を短く言えると定着します。計算結果だけで終わらせず、どの条件からその性質を使ったかを1文で残します。図に印を戻すと、同じ定理を別の形の問題でも使いやすくなります。

  1. 1

    使う条件を図で確認する

  2. 2

    等しい長さ・角・比・位置関係を言葉にする

  3. 3

    定理名だけでなく、使える理由を短く添える

  4. 4

    求めた値や角を元の図へ戻して確かめる

確認

確認テスト

Q1

A と B から等しい距離にある点の集まりを作るには、どの基本作図を使いますか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    作図は条件を満たす点や直線を作る活動

  2. 2

    垂直二等分線は両端から等距離の点の集まり

  3. 3

    手順と根拠をセットで説明する

  4. 4

    性質を使う前に、図の条件と根拠を確認する

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