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イントロ

三角形の成立条件と辺・角

まず図形が作れるかを見る

三角形は、3本の線分があれば必ず作れるわけではありません。一番長い辺と他の2辺の和を比べると、図形が閉じるかどうかを判断できます。

定義

三角形の成立条件

教科書では
一番長い辺の長さが、他の2辺の長さの和より短いとき、3本の線分で三角形を作れます。
言いかえると
たとえば長さが 4, 5, 8 なら、いちばん長い 8 が 4+5 より短いので三角形を作れます。長さが 3, 4, 8 なら、8 が 3+4 より長く、2本をつないでも届かないため三角形になりません。 高校数学Aの図形では、性質の名前だけでなく、図のどの条件から使えるのかまでセットで確認します。
図解三角形が作れる3辺と作れない3辺を比較し、長い辺と大きい角の対応を示す図
三角形の成立は、一番長い辺だけを他の2辺の和と比べると判断できます。できた三角形では、長い辺の向かいに大きい角があります。
要点

判定の順番

全部の組み合わせをやみくもに調べるより、まず一番長い辺に注目します。

  1. 1

    3つの長さから一番長い辺を探す

  2. 2

    その辺と、他の2辺の和を比べる

  3. 3

    長い辺が和より短ければ三角形ができる

  4. 4

    できた三角形では長い辺の向かいが大きい角

比較
場面見ること判断
三角形が作れるか一番長い辺 < 他2辺の和成り立てば閉じる
角の大小を読む辺の長さの大小長い辺の向かいが大きい角

場面三角形が作れるか

見ること
一番長い辺 < 他2辺の和
判断
成り立てば閉じる

場面角の大小を読む

見ること
辺の長さの大小
判断
長い辺の向かいが大きい角

成立条件と大小関係は別の話ですが、どちらも図に長さを書き込んで読むのが出発点です。

場面
長さ 4, 5, 8 と、長さ 3, 4, 8 を比べる。
順に考えると
4,5,8 では一番長い辺は 8 です。4+5=9 なので 8<9 が成り立ち、三角形を作れます。3,4,8 では 3+4=7 で、8<7 は成り立ちません。2本を最大に伸ばしても8に届かないので、三角形は作れません。 答えを出したあと、使った条件を図に戻して確かめると、別の定理との取り違えを防げます。
ここが結論
一番長い辺だけに注目すると、短く確実に判定できます。
注意

3本あれば三角形、ではない

要点

答案に残す一言

図形の性質は、根拠を短く言えると定着します。計算結果だけで終わらせず、どの条件からその性質を使ったかを1文で残します。図に印を戻すと、同じ定理を別の形の問題でも使いやすくなります。

  1. 1

    使う条件を図で確認する

  2. 2

    等しい長さ・角・比・位置関係を言葉にする

  3. 3

    定理名だけでなく、使える理由を短く添える

  4. 4

    求めた値や角を元の図へ戻して確かめる

確認

確認テスト

Q1

長さ 5, 6, 12 の線分で三角形は作れますか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    三角形は一番長い辺と他2辺の和で判定する

  2. 2

    長い辺の向かいには大きい角がある

  3. 3

    図形問題では、まず条件を図に書き込む

  4. 4

    性質を使う前に、図の条件と根拠を確認する

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