上下にスクロールするかキーボードの上下キーを使うと、次の学習カードへ進めます。

イントロ

等比数列の和

倍々の和を一気に求める

等比数列の和は、和全体を公比倍して引くと中間の項が消えます。公式の形を覚えるだけでなく、どの項が残るかを見ます。

定義

等比数列の部分和

教科書では
等比数列の第1項から第n項までを足した和をSₙと表します。
言いかえると
公比rが1でないとき、SₙとrSₙを比べると、中間の項がそろって消えます。端に残る項から公式が出ます。
図解等比数列の和Sと3Sを並べて中間項が消える図
元の和と公比倍した和を上下に並べた図です。引き算で中間の項がそろって消え、端に残る項が公式の分子になることを確認します。
公式

等比数列の和

r≠1のとき、どちらか使いやすい形を選びます。

rⁿ-1型

r>1の計算で使いやすい形です。

使うときのコツ

分子と分母の向きをそろえます。

1-rⁿ型

同じ公式を符号違いで書いた形です。

使うときのコツ

r=1ならこの公式は使いません。

解くコツ

初項a、公比r、項数nを先に書きます。

手順

解く手順

  1. 1

    初項aを読む

  2. 2

    公比rを読む

  3. 3

    項数nを読む

  4. 4

    公式の形をそろえて代入する

場面
2+6+18+54+162 の和を求める。
順に考えると
初項2、公比3、項数5です。S₅=2(3⁵-1)/(3-1)=2×242/2=242。公比が3なので、rⁿ-1型を使うと符号が見やすくなります。
ここが結論
和は242です。
比較
使うとき注意
rⁿ-1r>1で見やすい分母はr-1
1-rⁿ0<r<1で見やすい分母は1-r
r=1全項が同じ公式不可

rⁿ-1

使うとき
r>1で見やすい
注意
分母はr-1

1-rⁿ

使うとき
0<r<1で見やすい
注意
分母は1-r

r=1

使うとき
全項が同じ
注意
公式不可

どちらの形も同じ内容です。分子と分母の向きを混ぜないことが大切です。

注意

符号を混ぜない

要点

公式形をそろえる

等比数列の和は、分子と分母の向きがそろっていれば同じ内容です。途中で形を混ぜると、符号だけが反対になります。

  1. 1

    初項aを書く

  2. 2

    公比rを書く

  3. 3

    項数nを書く

  4. 4

    分子と分母をペアで選ぶ

比較
見る点正しい読みよくあるずれ
rⁿ-1型分母はr-1分子だけ1-rⁿにする
1-rⁿ型分母は1-r分母だけr-1にする
r=1全項が同じ和分母0の公式へ入れる

見る点rⁿ-1型

正しい読み
分母はr-1
よくあるずれ
分子だけ1-rⁿにする

見る点1-rⁿ型

正しい読み
分母は1-r
よくあるずれ
分母だけr-1にする

見る点r=1

正しい読み
全項が同じ和
よくあるずれ
分母0の公式へ入れる

公比の値を見て使いやすい形を選びますが、選んだ形は最後までそろえて使います。

要点

等比数列の和の答案

等比数列の和では、公比が1かどうかで式が変わります。初項・公比・項数を決め、公式に入れた後に項数分だけ足しているかを見ます。

  1. 1

    初項と公比を読む

  2. 2

    項数nを確定する

  3. 3

    r=1か確認する

  4. 4

    和の範囲を言葉に戻す

確認

確認テスト

Q1

初項2、公比3、項数4の等比数列の和はどれですか。

まとめ

まとめ

  1. 1

    等比の和は公比倍して引く

  2. 2

    初項・公比・項数を読む

  3. 3

    r=1では公式を使わない

  4. 4

    分子と分母の向きをそろえる